愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
驚きを隠せない私に、新川さんは微笑みながら言う。
「そろそろキスしたいんだけど…眼、閉じてくれる?」
「あ…ごめんなさい」
ぷっ…ふふふ…
思わず2人顔を見合わせ笑っていた。そして、その笑顔が消えソッと瞼を閉じた私の耳に彼の優しい声が響く。
「仕事より、女を優先させたのは初めてだ…」
それは私が、あなたの特別になったって事なの?
嬉しくて舞い上がってる私の唇に新川さんの唇が触れた。慣れた感じのトロける様な極上のキス……大人のキス
熱を帯びた唇が何度も押しつけられ、彼の舌を招き入れると少し開いた私の口から我慢できず小さな声が漏れる。息が荒くなり、気持ちが抑え切れなくなった私達は貪る様にお互いの唇を求めキスを繰り返す。
すると彼が「俺が会社をクビになったら、責任とってもらうからな…」なんて言い出すからビックリ!!
「えっ?そんな…ダメですよ…会社に戻って下さい…」
慌てて彼の胸に両手を突き体を離すと、新川さんが笑いながらまた私の口を覆う様に塞ぐ。
「冗談だよ…心配いらない。俺をクビに出来る奴なんて居ない…俺が仕事に合わせる必要はないんだ。仕事が俺に合わせる」
「ホントに、いいの?」
「ここでお預けにされたら、それこそ仕事が手につかない…」
カットソーを一気に脱がされ、露わになった胸の一番敏感な部分に彼のしなやかな舌が絡み付く。時には優しく、時には激しく、私の反応を確かめながら動き続ける。
「し…んかわ…さん」
彼の頭を抱き締め髪をクシャクシャに乱す私を気にする事なく彼の刺激的な愛撫は続く。甘い疼きが全身に広がり、執拗に攻め立てる彼の指と舌に翻弄され身震いが止まらない。
あぁ…体が痺れる…凄く感じる…
「はぁーっ…」
ため息にも似た大きな息を吐くと、彼の腕が私の体を反転させ再び背中から抱き寄せられた。