愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

どこから降ってくるか分からない新川さんのキスに酔いしれる…


もうあなたは、私の全てを知ってるみたい。
時には焦らす様に、時には誘う様に、また私に魔法をかけていく…


彼の指と舌が私の肌の上を遊ぶ様に動きまわり、濃厚なキスを交わした唇からは、キラキラ輝く一筋の糸が渡り離れるのを惜しむ様に私と彼を繋いでいる。


もう既に私の体は上気し、彼に与えられる快感に溶けてしまいそうだ…


「感度がいいな…」

「あ…ん。新川…さん」

「まだ、イッちゃダメだよ。許さない…」


そう言うと、妖艶な顔をして私の手をベットに押さえ付けた。


普段はあんなに優しい人なのに、ベットの上では人が変わったみたいにイジワルになる。でもそれがいい…


「ん、ん…っ。もう…」

「何?聞こえない」

「もう…許して…」


こんなの初めて…心臓が止まってしまいそう…


今まで経験した事のないちょっとアブノーマルな大人の世界。こんな姿を彼に見られてると思うと恥ずかしかったけど、いつしかその恥ずかしさが快感に変わり、信じられないほど大胆になってしまう。


熱い…体が、燃える様に熱い…


これが、大人のセックスなんだ…


もう今が何時なのか…昼なのか、夜なのか…見当もつかないほど、私達は長く深く、溶け合い混じり合うみたいに夢中で愛し合った。


あなたに…溺れていく…


どこまでも…どこまでも…

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