愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

「そんな事ない!!」


和弥はワザと私が感じる場所にスポンジを滑らせてる…確信犯だ。


いつしかスポンジは姿を消し、私の体を洗っているのは和弥の手の平。普通に触られるのとは違いボディーソープのヌルヌルした感覚がなんだかゾクゾクして凄く感じる。


立ち込める湯気の中、私の反応を楽しみながら指を動かし始める。


ダメだよ…そんな眼で見つめられたら…私…


「もしかして…感じてる?」


その一言で一気に気持ちが高ぶり、肌の上で弾けるシャワーのお湯より熱く火照る体。けど…


「イヤなら、もう出るか?」決まってそう言って私をイジメるんだ。

「ヤダ…」


ホントにイジワルな人…


でも心の中で、私はそれを望んでるのかもしれない…だって…そうされると、どうしようもなくもどかしくて我慢出来なくなる。体が疼き、少しの刺激で快感の波に呑まれていく…


やっぱり私は、イジワルに激しく抱かれる方が…いい。だから、もっと…


「…欲しい」


密着した和弥の体が大きく動くたび、雫が弾け白い湯気がまるで陽炎の様に揺れる。


「あぁ…っ、和弥…ダメ。離れないで…」

「ほら、こっち向け。すぐにやるから…」


喘ぎ声が反響し、大きく響くバスルームで、私達は何度も繋がり、そして、果てた。


< 265 / 362 >

この作品をシェア

pagetop