愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
「へぇ~面白いねぇ」
どこが…?
「それで、和弥君ってどんな人なの?」
美奈子の知りたがりは底が無い。
「どんな…て…普段は優しくてクールだけど、アレの時は結構、強引でSだったなぁ~ねぇ、真央、今でもそうなの?」
「え゛…っ」
そんな事…急に私に振らないでよ…
「どうなのよー真央!そのSにメロメロなワケ?」
「み、美奈子までーやめてよ…」
「フフフ…相変わらず真央は分かりやすいわ」
真っ赤になって照れる私を見て2人はケラケラ笑ってる。
「でも、複雑な事になっちゃったね~…和弥って、自分の事より他人の事考えちゃうトコあるし…真央の彼にそこまで言われたら押し切れないかもね…」
「…うん」
そう、和弥はそういう人だ…
「連絡もとれないなんて…参ったね…」
美奈子がため息を付くと麗子が何か思い出した様に大声を上げる。
「そういえば!!和弥の誕生日ってもうすぐだよね?」
「えっ!和弥の誕生日?あぁ…すっかり忘れてた…」
「はぁ?」
そうだった。もうすぐ和弥誕生日だ…
「真央…ありえないんだけど…」