愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】
すると、真央が甘ったるい声でねだる様に言う。
「ねぇ、和弥…もう1回シよ!」
「はぁ?」
「愛したがりのカラダがね、和弥をもっと欲しいって言ってるの…」
"愛したがり"か…そうだな、真央にピッタリの言葉なのかもしれないな。お前の変わらぬ愛の力が再び俺達を引き合わせたのかもしれない…
でも…
「バ、バカ!何やってんだ…お前」
「ふふふ…気持ちいい?」
「お…おい。やめろ…真央、あっ…うっ…」
マジかよ…俺の可愛い子猫が、また女豹の様な眼をしてる。でも、そんな真央も…悪くない…かもな。
思いっきり可愛がってやるよ。焦らしてイジメてお前が嬉し涙を流すまで…
「…真央、ずっと、ずっと一緒だからな…」そう言った時、俺はやっと、ある事に気付いたんだ。
それは、"幸せ"という言葉の意味…
こうやって真央と一緒に居ることが"幸せ"なんだと…
離れてしまえば、それはもう"幸せ"とは言えないのだと…
俺は2人で居れる"幸せ"をかみ締めながら、真央を強く強く抱き締めていた。
「もう二度と、お前を離さない…」
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