愛したがりのカラダがね…、《Berry's Cafe限定》-【完】

「えっ?帰って来ない…?」

「俺が頼んだんだ…今日一日、部屋貸してくれって、どうしても今日、真央が欲しい…」


そのまま乱暴にベットに押し倒されキャミを捲り上げられると、いとも簡単にブラを奪い取られる。


「あ…」


そう、これは私が望んだ事だ…


"和弥のモノになりたい"
でも、恐いという気持ちが消えたワケじゃない。


無意識に体に力が入り、服を脱がそうとしてる和弥は苦労してる。


その間も和弥は私の体にキスを繰り返し「心配ないから…」と声を掛けてくれていた。その声に何度も頷きながら抵抗する事なく彼に身を委ねた。


自分のTシャツを脱ぎ捨てた和弥の体が私の胸に押し当てられ少し汗ばんだ肌が、お互いを吸い付ける様に離さない…


和弥…和弥…大好きだよ。


心の片隅に残っていた恐怖心が徐々に薄れていく…彼の唇が触れるたび私の体は悦びに震えていた。


これが、愛するという事…
愛されるという事…
だから皆、好きな人に抱かれたいって想うんだよね…


一枚…また一枚と、私の体から離れていく服がベットの下に放り投げられ、とうとう一糸纏わぬ姿になった私を体を起こした和弥がマジマジと見つめた。


その纏わり付く様な視線に私は恥ずかしさのあまり手で胸を隠すと、和弥が微笑みながら人差し指で胸の谷間をスーッとなぞる。


「真央の胸の真ん中に、ホクロ…」

「…うん」

「可愛いな…」


そう言うと私の手を除け、ホクロにソッとキスをした…


和弥…
和弥のモノだよ…
私の体は、全て和弥のモノ…


すると、和弥の体がそのまま下へと下りていき私の視界から完全に彼の姿が消えた。


次の瞬間、体がビクリと反応し、心臓が悲鳴をあげる。


ドキドキドキ……


「恐いか?」


和弥の声が遠くから聞こえる様な…
そんな気がした…





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