期間限定の彼女
あたしの事情
*****あたしの事情*****
時間は もう夕方
いつもこの頃になると
みんなソワソワし始める。
終礼のベルは まだか?まだ?と
時計とニラメッコする人や
身の回りを さっさと片付けて
チャイムと同時に 退出出来るように
準備する人。
あたしは・・・。
~キンコーン~
待ち構えてたみんなが 騒ぎ出す
「ヨシ!終わったぁ~!」なんて…。
すると 隣の席で パソコンを
シャットアウトしながら
「片岡さん!今日飲みに行かない?」
同期の増木さんが あたしに言った。
答えは決まってる!
それはno!!!
「ダメダメ 片岡さん誘っても
言うだけ損するだけよ!」
「そうそう 付き合い悪いんだからー」
先輩たちは 【どーせ】
と 言いながら
着替えるため 更衣室へ向かって行った。
「たまには 誘いに乗った方がいいわよ
付き合い悪いんだから!あんた!
会社に居ても 話が合わなくなるわよ!」
と 増木さんは言い残し
先輩たちの後を追っていった。
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