期間限定の彼女
「お前も人のこと 言えねーだろ!
二股かけて 女同士が 喧嘩したりさ」
「そんなこともあったな…」
ヘェ~凄い過去だね。
二人とも カッコ良かっただろうね。
「でもさ ほら!」
と 吉川さんは 左手を見せた。
指輪…薬指
「お前 結婚したのか?」
「先月な」
「披露宴呼んでくれなかったな!
オレのことは 無視かよ?」
「身内だけで パパーっと 終わらせたからな
友人集めてパーティは しようとは
思ってるけどな」
「まさか!デキ婚?」
「正解!(笑)」
「アホだな お前
そんなことで人生決まっちゃって…
気を付けろよな!」
「バーカ!!!
どうあれ 今の嫁と
結婚するつもりだったから いいんだよ」