期間限定の彼女


両親と会ってから 数日後のこと…。


会社の外で
松浦さんと詩織さんとの姿を見た。


やっぱり どうこう言ってても
会ってるんだ・・・。


楽しそうに話してる…。


時には 松浦さんが 詩織さんの頭を
ふざけて 叩いてたりして。


・・・あたしが 入る隙間なんて
1㎜もないや。


あたしは
そこを 避けて mammyへと向かった。


「どう?うまくいったの?」


借りてたバックとネックレスを返すと
真希がそう聞いた。


「なんとかね!」


「それで?今後は?」


「暫くは 続けてないと
お父さんだけが 疑ってるからねぇー」


「そうすれば ジエンド?」


「かな?」


「いいの?それで?」


「いいも悪いも 始めからの約束だから」

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