期間限定の彼女
「身分の違いって?
どう言うことだね?」
「松浦家は お金持ちなんですよ
ビックリするぐらい !
それに 比べてあたしんちは 貧乏で…
家だって 小屋みたいなもんだし…」
「家の小さい大きいは
関係ないと思うけど?」
「それに 借金あって オマケに父親は
病気で働けなくなって…
最大なのはあたし 養女だし」
「よ・養女?
そ・それは松浦くんは 知ってるのかね?」
少し 慌ててるみたい。
「松浦さんは 知りませんよ~
言ってないですから…
会長も 内緒にしててくださいね」
「ちゃんと 話さないとダメだぞ!
話し合わないと ダメになるぞ」
「ですね!
でも もう別れは 目前なんで」
「別れるってことか?」
「まぁ 色々な面で格が違いすぎます!
別れたら会長 慰めてくださいね
なんて(笑)」
立ち話してたら 遅くなり
あたしは足早に エレベータに向かった。