期間限定の彼女
さようなら


*****さようなら*****


お母さんとのケーキ作りから
数日がたった ある日のこと。


「菜摘さん 尚輝に内緒で
あなたに 話があるの」


と あたしの携帯に
松浦さんのお母さんからの電話。


少し嫌な予感がした。。。


その日は
両親が福井へ
そして あたしは ワンルームマンションへの
引っ越しと言う前日のことだった。


呼び出されたのは
ちょうど 仕事の出張で
松浦さんが三日間 居ないから
と言うことで自宅に
呼び出されたのだった。


「いらっしゃい!
ごめんなさいね 呼び出しちゃって
どうぞ 上がって」


「はい…お邪魔します」


あたしと 向かい合って座り
お母さんは 黙って
突然白い封筒を テーブルの上へ と
差し出したのだ。



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