期間限定の彼女

「 今日はみんなで カラオケ行かない？
行く人！」



また 今日も増井さんが
みんなに声をかけてる。


「はーい！」「はーい！行きまーす！」


参加する人は 手をあげてる。





・・・が
あたしの前は スルーして 通りすぎた。


あたしは もう誘われない。


松浦さんが 言った通りになってしまった。


今なら少し余裕があるから
少しなら参加できるのになぁ・・・。


なんて 自分勝手なあたし


今日はバイトの日だから無理だけど・・・。


あたしのことは 無視で
みんな帰って行った。


「ほら！誘われなくなっただろ？」


勝ち誇ったように 松浦さんが
あたしに言った。



「ですね
松浦さんが 言った通りになりましたね」


「お前 暇人なんだろ？
この資料の入力を頼むわ！」


「はい？暇と言えば暇ですけどぉー
これ全部？で…す…か？」


びっしりと 書かれた文字の資料５枚！。