期間限定の彼女
「こら!片岡菜摘!正直に答えなさい!
好きなのか?嫌いなのか?」
テーブルを叩きながら
警官の真似をする真緒に ついにあたしは…
「はい 好きです
あっ!好きでした まる!」
と 答えた。
「やっぱりね…
自分の気持ち伝えてないの?」
「言ってない!言えるわけないじゃん!
たぶん…最低でも あたしが松浦さんのこと
好きだとは 思ってない
反対だと思ってるかもね
あたしに 取っては
それなら それでいいんだけどね」
「いいの?伝えなくて…」
「うん」
「ちゃんと 言ってたら
何か 変わってたかもよ?」
「それは ないよ・・・
だって 本命さんとすごい絆で
結ばれてるんだよ」
「ふーん よくわかんないね
松浦さんのやってること
でもさ・・・聞くんだけど
まさかさ 松浦さんと
ヤったりしてないよね?」
「・・・した」
「えー!最低じゃん!」
「でしょ!」
「でしょ!じゃないわよ」