期間限定の彼女


「松浦さん すみません」


「何が?」


「あたし 伝票整理してて 途中で…
放置したままにしてて・・・」


「ああ あれね!
急ぐからやっただけ」


冷たい口調…。


「・・・ありがとうございました…」


もう 前のように 笑顔も見せてくれないのね


冗談も…言ってくれないのね。


すごくすごーく
遠くに離れちゃったように感じた。


こんなに 一㍍範囲以内にいるのに。。。



前だったら


「お前!伝票 途中じゃないか!
中途半端すんなよ」


なんて 叱ってくれたのに
それすら 無いんだもん。





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