期間限定の彼女
思いでの地へ



*****思いでの地へ*****


福井へ来て
色々な手続きや ハローワーク…
毎日追われ 早くも2週間が過ぎた。


この厳しい世の中
そう簡単に就職が見つかるわけでもなく
かと言って 家でブラブラしてるわけにもいかず
家の近所のコンビニのアルバイトをすることになった。


田舎にこもった父は 体調を管理しながら農業を始め
いろんなものを作ってる。


父の作る野菜は美味しい
道の駅へ 出店して
結構稼いじゃったりして
頑張ってるんだ。





「菜摘ぃー 元気?」


真緒からの電話。


「元気だよー!やっと働き口も見つかったし
福井県人とて 頑張ってるよ!」


「こっちは 菜摘が抜けて
人一倍忙しくなって…大変だよ」


「ウッ! マジか…ごめん」


「この前もさ 菜摘居ないのに課長が
『おーい!片岡!』って…
『居ませんけどぉー』って
言ってやったよ!」


「アハハ そーなんだぁー笑えるね」


その光景が目に浮かぶよ・・・。







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