期間限定の彼女


でも…
ここは 手伝ってあげたのだから
送ってくれてもいいよね・・・。


今の時間なら タクシーに乗らなきゃー
絶対に 間に合わない…


タクシー代って 随分かかるんだよね・・・。



「松浦さんの用は
ちなみにどこの方向ですか?」


(近くならば 乗せてって貰おうかと…)


「何?便乗貰しようと?」


(すごーい!ヨミ正解~パチパチ)


「あ・・・まぁー
同じ方向ならば…と…思いまして…」


少し遠慮がちに 言ってみた。


「本町方向だけど?」


マジ?あたしの店も本町にある
あたしは ラッキー!と 思った。


「すみません…
本町の駅まで乗せてって貰えますか?」


「運賃は高いぞ!」


「運賃請求するんですかぁ?
そんなこと言わずにぃー
手伝ったじゃないですかぁー
そのくらいは しても…ら…って…も」


「はっ?何?!」


わっ!怖い・・・。


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