期間限定の彼女
9時前になると
お客様がピークを迎えた。
ほぼ 満席に 近いくらいだ。
真希の人の良さで
みんな 癒されに来てるらしい。
あっ…また扉が開いた。
「いらっしゃいませ・・・」
あっ!!!
えっ???
うそ!!!
ヤバイ!!!
何で?
そこへ来たのは 松浦さんと
全く知らない人 2名
あたしは血の気が引く思いが…。
「真希!ヤバイ!会社の人だ」
「うそぉー
でもさ 分かんないと思うよ
だって菜摘が 愛だとは分かんないわよぉー
なるべく 避けるようにはするから」
「ありがとね」
心臓が 止まりそうなくらい
いや 口から 心臓が 飛び出そうなくらい
ドキドキしてる。
でも…
大丈夫!
大丈夫だよと
落ち着かせようと
深呼吸するあたし。