期間限定の彼女
高校3年生になったあたしは
少し道を外し始めてた。
いわゆる不良の道へ…
それは 小さな会社を経営してた両親だが
会社が 上手くいってないのか
毎日毎日夫婦喧嘩が耐えない…
喧嘩と言っても 父が母に
一方的に ガンガンと言う感じ。
毎晩 お酒を飲んで母に言い寄る
父に腹が立っていた。
家へと帰っても
面白くない理由で 無断外泊を
始めたあたし。
その時 付き合ってた彼 真二のアパートに
泊まらせてもらっていた。
『いつまでも 泊まってても 構わないけど
たまには 家へ帰らないといけないぞ!』
と 彼が言うから 渋々 家へ帰った。
1週間ぶりに帰った我が家で
待ち構えてたのは 頑固親父だ。
「菜摘!学校も行かず 家へ帰らず
フラフラしてんじゃないよ!」
いきなり 頭ごなしに 言う父に
あたしも言い返す
「あたしの勝手でしょ!」
「勝手?よく言えるな!!
誰が学校へ行かせて
やってると思ってんだよ!」
「はぁ?親なんだから
そんなの当たり前でしょ!
バカじゃないのぉ~」
「親?
オレはお前の親じゃない!」
・・・・・
父の言った
言葉が胸に突き刺さった。
親じゃない?
親じゃないって どういうこと?