期間限定の彼女


「そーなんですか?
それで?商談成立ですか?」


ちらっと 横を見て 松浦さんに尋ねると


「後は返事待ちってとこかな 
ねっ!仁科社長!」


「今回は・・・
松浦くんを信じてみようかな?ハハハ」


少しお酒も入って 気分良くなってるのか
簡単に 返事を出した社長。


すかさず 松浦さんは
商談成立した証拠に
書類を出し 印鑑を ついてもらってる


抜け目がない・・・さすがだ!


印鑑を 押しながら仁科さんは


「さすが 親の子だなぁ~ 
若くても しっかりしてるよ!」


「いえ!そんなことないですよぉ~」


「お前はもう いい歳だろう?
そろそろ身を 固めないのか?」


(親を知ってるんだ・・・
松浦さんの親って言うのも
やり手なんだ・・・)




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