期間限定の彼女


嬉しいけれど 喜んでる表情は 見せられず
あたしは 戸惑いを 見せた。


「何だよ!その目は?」


「あ・・・いや…別に・・・」


「心配しなくても 襲わねーよ!
そこまで飢えてなし 間に合ってるし」


飢えてない
間に合ってる・・・。


あっ!そっか!
だよね
本命さんが居るものね。


胸が また 締め付けられる。


「わ・解ってますよ!!!そのくらい
間に合ってるとか・・・
変な言い方ですね
笑っちゃいます!アハハ」


少しバカ笑い。


「笑ってくれてありがとう」


「いえいえ どーも!」


また 二人でふざけた言い方をして 笑った。


男の人の家なんて久しぶり
真二と別れて以来 
男の人と二人きりで 会うとか
恋愛するとか なかったから・・・。


違う意味でも 緊張する。




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