期間限定の彼女
「まっちゃん?マツ?うーん
松浦さん 下の名前は・・・?」
「尚輝だけど?」
聞かなくたって
知ってるけどね・・・。
「それなら 尚ちゃん…尚くん?」
「もー!好きにしろ!」
めんどくさそうに 答えた。
結局 なんて呼ぶかも 決まらないまま
話は 終わってしまった。
「お腹空かない?」
お腹が空いたからと
松浦さんが ピザの宅配を頼んで
くれて 後は来るのを待つだけ。
待ってる間
あたしたちの話は 尽きる事がなかった。
話題は 会社の事 だけどね。
ーーーーーピンポンーーーーー
ベルが鳴った。
「やっと 来たか!!!
お前が 受け取りに出てくれ!」