期間限定の彼女


朝から そんなことがあったせいか
会社で いつものような 
ファイトが出て来ない。


「おはよう」


松浦さんだ。


「昨日 大丈夫だったですか?」


「へっ?何が?」


「彼女さん・・・詩織さん?だったかな?
怒ってなかった?」


「怒んないよ!そんなことで・・・」


そんなこと・・・
二人の仲では たいしたこと 
ないことなんだね。


「それより お前気を使い過ぎ!!!
どうせ 用は なかったんだろう?」


「へへへ バレてか・・・」


頭を掻いて 笑って見せる。








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