金龍副総長×天然お嬢様 ~今日も俺は、恋愛中毒~
高級マンションの最上階。玄関から出てきた人。


「どうしたのぉ?
まさか、なんかやらかしたの?」


「ちげえよ。
とりあえず上がらせろよ。」


俺の5つ上の姉貴。
姉貴は、高校卒業後大学に行って今は独り暮らし。



独り暮らしにしては
このマンションは高級すぎ。

勿論、娘にデレデレな親父が購入したもの。


姉貴はお嬢様ライフを
見事にてに入れてる。


「アンタ家には帰ってんの?」


「なわけねえだろ。
あんな家帰らねえし。」


広いリビングの
ふかふかなソファーに座る。


「アンタが後継者なんだから、いつまでもバカやってないで家に帰ったら?」


「今日はその話はなし。
姉貴に聞きてえことがあんだよ。」


「何よ?」


「あのさ、姉貴彼氏いんだよな?」


「勿論!
F企業の社長。ちょおイケメンなの~」


さすが姉貴。
実の姉とはいえ顔はいいと思うし、
姉貴の小悪魔加減は半端ねえから。
社長くらいすぐ落とせるわけか。


「本気だよな?」


「当たり前じゃない!!
アンタみたいな猿とは違うの~」


「猿じゃねえから。
でさ、好きになるってドキドキする?」


「するわよ。
常にドキドキドキドキして心臓半端ない。」


「そうか…」


マジか…



「アンタまさか!
遂に本気な子ができたの?」


「……かもしんねえ。
一目惚れってやつかも。」


「キャーッッ!!」


「るせえ…」


「だって!!
アンタが一目惚れって!
どんな子どんな子?」


「……中坊…」



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