金龍副総長×天然お嬢様 ~今日も俺は、恋愛中毒~
とりあえず、倉庫に来た。


「よ。歩。」


一足先に帰った仁が
幹部席でタバコを吸っていた。


「仁…
俺…好きなやつができた…」


「はあ?
ちょっ…いきなりなんだよ。
熱でもあるんじゃね!?」


「ちげえから。
さっき確信したから。
姉貴に相談したらわかったんだ。」


「ひとみさんに?
で、どこの誰なんだ?」


「この間助けた女の一人…」



そう言うと一瞬沈黙があった後、
倉庫に仁の叫び声といつの間にかいた皐月の叫び声が響いた。


「「はぁああああ!?」」



同じ反応。




「うるせえよ。
そんなに驚くことか?
単なる一目惚れだ。」


ま、俺が一番驚いた。



一目惚れなんて考えられなかった。
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