金龍副総長×天然お嬢様 ~今日も俺は、恋愛中毒~
駅前のケーキ屋。

有名パティシエが経営していて、値段もはる。

普通の中坊がこんな店
でティータイムなんかあり得ない店だ。

さすがお嬢様はちげえ。


早く来ねえかな~


実は甘いの苦手だったりする。


「歩さーん!!」


俺の名前を店のなかで
叫ぶちっこい人形。


可愛いやつ。


そんな笑顔で近づくなよ。


勘違いする。



「歩さん、お待たせしました!」


「あ?
っと…キミは…」


俺の顔を覗き混んでいたのは懍じゃなくて、違う女だった。


多分、この子残り二人のどっちかなんだろう。


ヤベエ…
顔わかんねー


「ワタクシ、新川 夏と申します。
先日は、助けていただき有り難うございました!」


THEお嬢様…


苦手なタイプ。

懍とは違う。


絶対性格悪そうな女


懍を差し置いてグイグイ来すぎだから。


「恵里佳ちゃん、
懍も呼んであげなよ。
懍、隣座んなよ。」


「はい!」


ちゃっかり俺の隣に座らせた。



< 21 / 84 >

この作品をシェア

pagetop