金龍副総長×天然お嬢様 ~今日も俺は、恋愛中毒~
結局、俺達は理事長に
請求書を叩きつけられ
、説教をくらって学園祭デートどころではなかった。


凛を連れて倉庫にやって来た。


「凛、悪かった!
危ない目にばっか合わせて!」


俺は、ただ謝るしかできなかった。


「凛、俺も悪かった。
乱闘なんかになっちまって…」

「凛、ごめんね。」


仁と皐月も必死に謝る。


でも凛は…


「全然大丈夫♪
でも、あんまり喧嘩しちゃダメだよ?」


ってにこりと笑った。


凛には叶わねえな…


「なあなあ、凛はさ
あのお嬢様と本当に友達なのかあ?」


皐月が急に言い出す。


「友達!幼馴染みだし親友だもん!」


そして凛が怒りだす。


「だってさ、凛さ
あの子に置いてきぼりくらってあぶねえ目にあったんだろ?」


「……。」


「普通さ、友達見捨てるか?」


皐月のもっともな意見に
凛は泣きそうになる。


「皐月、もうやめろよ…」

「でもよ、納得できねえんだよ。
親友なのに、そんな関係!」


皐月は、こう見えて
仲間を大事にするやつだから納得いかねえんだと思う。


裏切りを受けた皐月だからこそ言える。



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