金龍副総長×天然お嬢様 ~今日も俺は、恋愛中毒~
翌日、私は決意を胸に
学校の屋上にいた。
夏ちゃんに思いを伝えるために、呼び出した。
秋から冬に変わるこの季節。
ひんやりした風が頬に当たる。
でもそれが緊張しているのをほぐしてくれている気がした。
しばらくして、屋上の扉が開いた。
「話って何なの?」
夏ちゃんが来た。
「夏ちゃんに聞いてほしいことがあるの。」
「今さら何?」
「私は、夏ちゃんといたい。幼なじみで、大切な夏ちゃんと。
だけど、歩とも離れたくないんだ。」
「幼なじみで大切?
笑わせないで。
私が歩さんが好きなの知ってるでしょ?
友達なら協力してくれるはずよね?」
「ごめんなさい。
それでも、私にとっても
歩は特別なの。
好きかどうかはわからない。
でも、一緒にいたいって思うんだ。」
「あそ。
勝手にすれば。」
そう言った夏ちゃんは
見たこともないくらい
冷たい顔をしていた。
「夏…ちゃん?」
「悪いけど、私はアンタのこと大切だなんて思わない。
今回だって、アンタを利用しただけ。
歩さんに近づくために。
だけど、もういいわ。
私に従わない人間は必要ない。
特にアンタは。」
そう捨て台詞をはいて、
夏ちゃんは屋上から去っていった。
学校の屋上にいた。
夏ちゃんに思いを伝えるために、呼び出した。
秋から冬に変わるこの季節。
ひんやりした風が頬に当たる。
でもそれが緊張しているのをほぐしてくれている気がした。
しばらくして、屋上の扉が開いた。
「話って何なの?」
夏ちゃんが来た。
「夏ちゃんに聞いてほしいことがあるの。」
「今さら何?」
「私は、夏ちゃんといたい。幼なじみで、大切な夏ちゃんと。
だけど、歩とも離れたくないんだ。」
「幼なじみで大切?
笑わせないで。
私が歩さんが好きなの知ってるでしょ?
友達なら協力してくれるはずよね?」
「ごめんなさい。
それでも、私にとっても
歩は特別なの。
好きかどうかはわからない。
でも、一緒にいたいって思うんだ。」
「あそ。
勝手にすれば。」
そう言った夏ちゃんは
見たこともないくらい
冷たい顔をしていた。
「夏…ちゃん?」
「悪いけど、私はアンタのこと大切だなんて思わない。
今回だって、アンタを利用しただけ。
歩さんに近づくために。
だけど、もういいわ。
私に従わない人間は必要ない。
特にアンタは。」
そう捨て台詞をはいて、
夏ちゃんは屋上から去っていった。