金龍副総長×天然お嬢様 ~今日も俺は、恋愛中毒~
翌日。


やっぱり心配で凛に連絡をいれた。


プルプル…プルプル…


『…はい。』


すぐに出た凛は、
やっぱり元気がなかった。

「今、家か?」


学校はもう終わってる。


『家にいる。』


「今からさ、会えねえ?」


『今から…?』


そんな気分じゃねえかな。

そう思ったけど、
凛、きっと泣いてる。


「皐月からいろいろ聞いた。
俺のせいでごめんな。」


『そんなことないよ。
私が決めたことだから。』


「凛が嫌だったらいいんだ。
けど、一人で泣いてるんなら側にいてやりたいなって思ったから。」


『歩…会いたいよ。』


そう言ってくれて安心した。



俺はすぐさまバイクに股がった。


「歩、凛に会いに行くのか?」


倉庫から仁が出てきた。


「ああ。
アイツ泣いてるから。
側にいてやりてえんだ。」


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