金龍副総長×天然お嬢様 ~今日も俺は、恋愛中毒~
幹部室には、皐月がマンガを読んでいた。


「仁は?」


「聖夜さんとこ。
仕事だって。」


聖夜さんってゆうのは、
仁の兄貴。

【飛龍】ヒリュウってゆう
チームのトップをはっている。


ちなみに、仁の家は
【池上組】イケガミグミってゆう関東を代表する組のトップをしていて。

池上組を継ぐのは、飛龍の聖夜さん。


要するに、聖夜さんは
すげえ人。


「凛、泣いてたんか?
歩に泣かされたんだなー。ヨシヨシ。」


「うーやめてぇ。」


多分皐月は泣いてる理由は知っている。
けど、あえて聞かず
明るく振る舞う皐月。


つーか頭撫でる力強すぎだから!

凛が本気で嫌がってるし!

まあいい。


「じゃ、後はゆっくり話してこいよ。
プライベートルーム空いてるだろうからさ。」


「そうだな。
凛、行くか。」


プライベートルームなんて名だけど、実際には…


言わないでおく…



凛がショックを受けるから。






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