同期が急に変わったら…。〜将生side〜



美味かった食事と酒を終えるまで、

クドクドと

いずみを大事にしろ、とか、

浮気したら許さない、とか、

泣かしたらただじゃ済まさない、とか、

恵梨香にしつこく忠告された。






そんな事、

恵梨香に忠告されなくても、

全部守れる自信がある。





俺がどれだけいずみを思ってるか。





多分、

あいつらの想像を遥かに超えている。







まあ、食事は美味かった。

酒も美味かった。




何より、

いずみがごきげんだ。




それだけで、

俺は充分だ。




俺の暴露話はハンパなかったが、

いずみが嬉しそうに聞いていたから

まあ良し、としてやる。






飲み終えれば、

もちろん今まで通り、

二人でいずみのマンションに

帰って行く。






いずみは部屋で

いつものコーヒーを淹れてくれた。

俺は、タバコを吸いながら

静かにコーヒーを飲んでいた。




ほろ酔いで、

いずみの機嫌も最高にいい。

いい感じだ。




今晩は、

いずみに言いたい事がある。

でも、それは、

受け入れられる自信がない。

だから、

拒否された時の事も想定してある。





さすがに緊張している。




話は後からだな。






< 123 / 163 >

この作品をシェア

pagetop