同期が急に変わったら…。〜将生side〜
泊まると言う俺に
いずみは、
ソファーで寝ろ、と言う。
アホか。
ソファーで寝たら
泊まる意味がないだろ?
俺は客、だと言ってやったら、
『あんたが今更、客?
それはないでしょ?』
と、なんとも雑な扱いを受けた。
『あ?』
と、いずみを軽く睨んでみたら、
後で相談しようと、
折れてくれた。
焦るいずみが可愛くて、
こんないずみを見るのは
新鮮だった。
泊まるという俺に
納得のいかないいずみは、
何をどう考えたのか、
どうも俺が何かに悩んでいると
結論づけたらしい。
悩みなんかねぇよ。
お前の事以外はな。
いずみを思う俺の気持ちに
お前は気が付いてくれるだろうか?
気が付いたところで、
受け入れてくれるだろうか?
俺の悩み。
そんなところだな。