同期が急に変わったら…。〜将生side〜
いずみは、
なんやかんやと
ブツブツ言いながらも
風呂を沸かして勧めてくれた。
遠慮なく風呂に入り、
バスタオル一枚で上がって行ったが、
いずみは、
全く動揺も見せずに
『将生、あんたいい身体じゃん。』
と褒めてきた。
まあ、
今更キャーキャー言われたら
俺も困るが。
『誰に見せんのよ?
彼女いないくせに。』
とまで聞いてきた。
別に、
誰かに見せるとか、考えてはいない。
が、俺もまだ30歳だ。
それなりの身体は維持していたい。
風呂に入る前に
腕立て腹筋ぐらいはする。
ぶっちゃけ、
しておいて良かったと思った。
いずみのヤツ、
照れもせず、
普通に俺の身体見てやがる。
さすがにこのままじゃマズイな。
いずみの弟のスウェットを借りて
さっさと着て、
ソファーにどかっと腰を下ろした。