同期が急に変わったら…。〜将生side〜
どうにも胸が高鳴ってしょうがない。
寝るか。
と、考えていたら、
『ねえ、どーすんの?
まだ起きてる?寝る?』
と、いずみが聞いてきた。
寝なきゃマジでマズい。
『寝るか。』
『そう?じゃあ、毛布いるよね?』
毛布?
いらねぇよ。
まだ、ソファーで寝させる気だな。
俺は、
いずみがなにやらしている間に、
勝手にいずみの寝室に向かい、
とっとと、ベッドに入り横になった。
もうベッドにいる俺を見て、
いずみは、
あー!とでも言わんばかりの表情だ。
『将生〜。ジャンケンしよ。』
とか言い出すし、
可笑しくて笑いそうだ。
可愛いヤツ。
いずみは
すぐに諦めたのか、
ノソノソと寝室に入って来て
俺を横目でチラッと睨んでいる。
ククッ。
どうせ、
自分がソファーで寝るつもりで
毛布でも出しに来たんだろ?
ふんっ。
甘いな。
そうはさせるか。