同期が急に変わったら…。〜将生side〜



二度寝の後、

目が覚めた時

いずみはまだ俺の腕の中にいた。





いずみの寝顔をしばらく見ていた。

綺麗な寝顔だ。





やっぱり俺のもんにしたい。






いずみが起きないように、

そっと額の髪にキスをした。





そんなキスでさえ

全身が熱くなる。






思いっきり抱きしめたい。

強く抱きしめたいのに。




………。






起きるか。






時計を見たら、

9時ちょっと前だった。





今日は、

一日中いずみと過ごすと決めている。






名残惜しい気持ちを抑えて

いずみを腕からそっと離し

静かにベッドから起きて

寝室を出た。




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