不良執事と仮面オジョーサマ。
「お迎えにあがりました、お嬢様」

午後四時丁度。私の執事が迎えに来た。

彼は片桐 京聖(かたぎり きょうせい)と言い、とても優秀な執事だ。

「鞄お持ちします」

彼は私のが差し出した鞄を持つ。いつものこと。


「ありがとう」

私が微笑むと彼も笑って

「いえ。執事ですから当たり前です」

と言う。
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