き み と

つい アオイ君に

心を 漏らしてしまった 日。




あの後の 夏休み
アオイ君 とは何回か遊んだ。



家に 招待されたりもした。



アオイ君 の家は


にぎやかで あたたかくて

とても 居心地が よかった。





彼の存在が 私にとって

どれくらいなのかは




もう 私にとっても 未知だった。





―――――*




学校が 始まってから


すぐに テストがあって

球技大会 があって



そして 1年で 最大のイベント。


学校祭の 時期になる。







         私 と 彼 が

一緒に いる ようになってから

もう 3ヶ月。






隣に 彼がいると

少しだけ 安心した。



―――――*




「陽奈、そういえば林田先生にまた呼んでこいって言われたけど…学校祭、どうする?」




遙香(はるか)ちゃん は 私の 親友。

同じ 中学校出身で
性格は正反対だけど

私を 理解してくれる 子。



「…描く。」


「じゃあ今日の放課後、一緒に行こうか。」



一回 頷くと、
遥香ちゃんは小さく 笑う。



そして 私たちは
昼食を 食べるために
みんなの輪に 入った。
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