き み と
*******
ふたつの まよい
むり してた かれ
きょぜつした わたし
信じても いいの ?
受け入れて くれる ?
まだ むきあう こころが
すき ばっかりが 先行して
どうすればいいのか
ぜんぜん わからなくて
でも
あなたが すき。
それだけは わかるから。
―――――*
「ねぇ?陽奈。」
「ん?」
屋上に いる 昼休み。
遥香ちゃんと ふたりで。
「アオイ君のこと、好き?」
一回 うなずく。
「…そっか、ならいいや。」
それで またお弁当をパクつく。
私の こころ は
まだ 準備が できていない―――
わけ でも なかった。
彼を 好きなのは 変わらないし
受け入れることも できた
だけど
いざとなると 怖くなる
私が 言ってほしいことと
彼が
違うことを 思っていたら。
私が 彼を だめにしてしまったら。