甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*
「……ちゃん、坊っちゃん……
こんな所で寝ては風邪引きますよ。」


「トキさん……俺、寝てたのか?」


注文の品を何とか間に合わせて俺は
作業場でそののまま寝てしまったらしい。


「ええ、その様ですね。
どうぞ母屋でゆっくりとお休みください。
先方にも出来上がりの連絡してあります。」


「悪い……。じゃ、ちょっとだけ。」


俺はそう言うと作業場を後にした。
そして、自宅には戻らず
ある場所へと行った。


ユズのところだ。


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