甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*
坂下さんが去っていった後
社食にいた全ての女子社員からの
冷やかな視線から逃げるようにして
その場を離れた。
席に戻ると香澄が
「なんだ、坂下さんと
上手くいってるじゃない。」
と、
ニヤケ顔で言ってくる。
はぁ……。
上手くって……。
「香澄……、坂下さんとは
何もないからね。前も言ったでしょ?
香澄が変に気を使うから
あの後、周りの視線から逃げるの
大変だったんだよ。」
「なにもって、どうして?
あんなにもいい人なのに。
脈があるんだか、ないんだか
ハッキリしない和菓子職人なんか
もう、やめときなよ。
坂下さん、申し分ないけどなぁ。
っで、さっき、私がいなくなってから
デートにでも誘われた?」
「っ……な、なんで?
なんで分かるの?」
「ふふぅん、図星ね。
そりゃ、坂下さんの事だもん。
それくらいするでしょ。」
得意気にそう言うと香澄は
午後からの仕事へと取りかかった。
ーーー明日、迎えに行くから。
明らかに
デ、デートのお誘いだよね……。
困ったなぁ。
一方的なんだから……。
坂下さんって本当に強引だし
流されないようにしなきゃ。
どうしよ……。
そうだっ!
いいこと思い付いたかも。
明日の秘策を思い付いた私は
漸く、午後からの仕事へと
頭を切り替えた。
社食にいた全ての女子社員からの
冷やかな視線から逃げるようにして
その場を離れた。
席に戻ると香澄が
「なんだ、坂下さんと
上手くいってるじゃない。」
と、
ニヤケ顔で言ってくる。
はぁ……。
上手くって……。
「香澄……、坂下さんとは
何もないからね。前も言ったでしょ?
香澄が変に気を使うから
あの後、周りの視線から逃げるの
大変だったんだよ。」
「なにもって、どうして?
あんなにもいい人なのに。
脈があるんだか、ないんだか
ハッキリしない和菓子職人なんか
もう、やめときなよ。
坂下さん、申し分ないけどなぁ。
っで、さっき、私がいなくなってから
デートにでも誘われた?」
「っ……な、なんで?
なんで分かるの?」
「ふふぅん、図星ね。
そりゃ、坂下さんの事だもん。
それくらいするでしょ。」
得意気にそう言うと香澄は
午後からの仕事へと取りかかった。
ーーー明日、迎えに行くから。
明らかに
デ、デートのお誘いだよね……。
困ったなぁ。
一方的なんだから……。
坂下さんって本当に強引だし
流されないようにしなきゃ。
どうしよ……。
そうだっ!
いいこと思い付いたかも。
明日の秘策を思い付いた私は
漸く、午後からの仕事へと
頭を切り替えた。