甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*
坂下さん、どうして
デザイン部から営業に変わったんだろ……。
妙に気になりながらも聞くことも出来ず
その後はこの辺りに詳しい坂下さんが
雑貨屋さんだとか、隠れ家のようなカフェ
それに古本屋さんだとか
色々と連れてってくれた。
へぇ……うちからもそんなに
遠い場所じゃないんだけど
知らなかったなぁ。
この辺り、結構いい店があるんだ……。
そして今は駄菓子屋さんに来ている。
「うわぁ、懐かしい。
駄菓子屋さんなんて子供の頃以来です。」
「僕もさ最初、ここを見つけたとき
嬉しくてさ。それ以来、時々通ってる。」
慣れた様子で私に小さなプラスチック製の
籠を持たせると
「好きなの入れな。」
そう言って坂下さんも駄菓子を選び始めた。
坂下さん、なんだか普段と違って見える。
普段はどこから見ても隙のない
王子さまなんだけど、スーツ姿で駄菓子を
一生懸命選んでる姿は何だか可愛い。
「胡桃ちゃん、ほらこれ知ってる?
紐付きの飴。これ何回やってもイチゴばっか
当たるんだよな。たまによくてミカンでさ。
おおっ、これ見てよ。
水で解くとビールみたいに泡がでるって。
へぇ、最近はこんなのもあるんだ。
買ってみるか。ねぇ?胡桃ちゃん。」
「クスクス……。」
「えっ、なに?なんか可笑しかった?」
と、駄菓子で山盛りになった籠を
手に持つ坂下さんが何とも言えなくて……。
「いいえ、私もそのビールみたいなの
買ってみます。」
後から店に入ってきた子供たちとも
盛り上がりながら、坂下さんと
沢山の駄菓子を買って店を出た。
デザイン部から営業に変わったんだろ……。
妙に気になりながらも聞くことも出来ず
その後はこの辺りに詳しい坂下さんが
雑貨屋さんだとか、隠れ家のようなカフェ
それに古本屋さんだとか
色々と連れてってくれた。
へぇ……うちからもそんなに
遠い場所じゃないんだけど
知らなかったなぁ。
この辺り、結構いい店があるんだ……。
そして今は駄菓子屋さんに来ている。
「うわぁ、懐かしい。
駄菓子屋さんなんて子供の頃以来です。」
「僕もさ最初、ここを見つけたとき
嬉しくてさ。それ以来、時々通ってる。」
慣れた様子で私に小さなプラスチック製の
籠を持たせると
「好きなの入れな。」
そう言って坂下さんも駄菓子を選び始めた。
坂下さん、なんだか普段と違って見える。
普段はどこから見ても隙のない
王子さまなんだけど、スーツ姿で駄菓子を
一生懸命選んでる姿は何だか可愛い。
「胡桃ちゃん、ほらこれ知ってる?
紐付きの飴。これ何回やってもイチゴばっか
当たるんだよな。たまによくてミカンでさ。
おおっ、これ見てよ。
水で解くとビールみたいに泡がでるって。
へぇ、最近はこんなのもあるんだ。
買ってみるか。ねぇ?胡桃ちゃん。」
「クスクス……。」
「えっ、なに?なんか可笑しかった?」
と、駄菓子で山盛りになった籠を
手に持つ坂下さんが何とも言えなくて……。
「いいえ、私もそのビールみたいなの
買ってみます。」
後から店に入ってきた子供たちとも
盛り上がりながら、坂下さんと
沢山の駄菓子を買って店を出た。