幸せの神様。
マメな親だな。



そう思いながら、行ってきますと家を後にした。




学校につくともう一人鬱陶しい男がいる



なんで俺、男子校なんて入ったんだろ



毎日、むさ苦しいたらない。



「はぁ…」



「たぁひぇいきは、んぐっ、幸せにげんだぞ」



オニギリを口いっぱいに頬張りながら話す燿



「きたねーよ」



「学校着く前に食い終わんなきゃ、ヤロー共に取られる」



と焦って食っている



食い意地張ってんなぁ…



これだからヤローは嫌いだ。



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