幸せの神様。
かといって、女がいいってわけでもないけれど…



鬱陶しいのが昔から嫌いで、面倒くさい事は上手に避けてきた。



避けられなかったのは、この幼なじみから



逃げきらないのは、前世の記憶から。



結局…関係ないと思っても、頭の隅でチラつくんだ。




なんだって、俺なんだ



こんな面倒くさがりが、女なんか大事に出来るわけねーのに。



ましてや、探し出すなんて…



「有り得ない。面倒くさい。」



『は?』



「なんでもねーよ」



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