幸せの神様。
そんな風に思う自分と



ふと気付くと会いたいと願っている自分



どちらが本当なのか分からなくて



長い帰路を上の空のまま、気付けば地元へ到着していた



プルルル…



携帯が鳴って画面には



“自宅”



なんだ?



そう思いながら電話に出ると



「凪?母さんよ。メール見た?」



「メール?」



あっち行ってから、充電はしていたものの、途中から殆ど携帯を触っていなかった



「何か大切な用事?」



そう聞くとサラッと


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