幸せの神様。
家の近くまで走り続けると



ピタリと足が止まった



止めたいと思ったわけじゃなくて



勝手に足が動かなくなった



気持ちの正体



俺はとっくに気付いてた…のかもしれない



母さんから連絡がある前から



或いは、島を離れる前から



もしかしたら…君が居なくなった日から



「ルイ…」



また出逢うって分かってた気がする



玄関にしゃがみ込んで下を向いていても



俺は分かるよ…



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