幸せの神様。
少し、話してしまおうか



そんな気持ちになる



もしも…



もしも。



ルイが俺と同じように、前世の記憶があったとしたら



「凪、痛いやん…どしたの?」



キョトンとした表情が暗い部屋の中でもよく分かった



ありえない…か。



もし、ルイにも記憶があるとしたら、あの日見つけたと言ってたはず…だし。



「ルイ」



「んー…」



「眠たいの?」



「んー…すぅ…」



あ、寝た。



腕の中にいるこの大切な人を、俺はずっと守りたい



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