幸せの神様。
「あんね(あのね)、不思議な置き手紙があるんよ?」



抱きしめたまま、ルイが言う言葉に耳を傾けた



「母っ…さん…がね、居なくて、手紙が置いてあって」



“母さん”



そう言い慣れないのか、若干噛みながら言うルイを可愛いと思ってしまう



「しばらく、お父さんのとこに行ってきますねー。クリスマスまでには戻ると思うわー…多分。仲良くねーママより。って…」



可愛いなぁ…



本当にルイは…



ん?



「クリスマス!?って…何ヶ月先だよ!!」



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