幸せの神様。
学校までの道のりで、ルイは方言を使わなくなった



「学校で言わないようにしてるの?」



「そう、いちいちそこに触れられるのも嫌だから。これプラス…デスマス口調にするの。他人と距離とるのにはこれが一番いいんだよ」



知ってはいたけど、他人に対して警戒心は人一倍強い



何だか、そんな姿は痛々しくも見えるけど



ルイが自分を守る為の精一杯の強がり…なんだろうな



そう感じた



「うちに帰ったら、好きなように話せよ?」



「うん」



あまりにも無邪気に笑うルイに思わずキスしてしまいそうだった



< 201 / 458 >

この作品をシェア

pagetop