幸せの神様。
夢が前世の記憶だという事も、物心ついた時には理解していたし




不思議と、自分は変わっているんだとすんなり受け入れた。



言わなければ、他人から変な目で見られる事もないと自然と分かっていた。




燿が…



良い例だったのかもしれない。



男なのに、女の子の格好が好きで



そのくせ、ヒラヒラのスカートでサッカーをして泥だらけになる




先生を困らせては、怒られて、変わっていると手がかかって大変なんだと燿を見て学んだ。




でも、そうやってのびのびと生きている燿に憧れていた




少しだけ。




本当に少しだけ。




< 22 / 458 >

この作品をシェア

pagetop