幸せの神様。
「坂城さん?」



なんで?



そう言いたそうに俺を見るルイ



「朝早くにごめんなさい、ルイさんこの町に来て間もないらしいから、お買い物でもどうかなぁって思って」



「買い物なら俺と…」



「女の子ならではの買い物ってあるわよね」



まるで言う事を知っていたかのように、割り込んでくるサカキ



「そうですね…な、お兄ちゃん行っていいですか?」



「…ん」



なんとも言えない気持ちのまま返事をしてしまった俺



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