幸せの神様。
「良かった」



また作り笑いで、俺に笑いかける



その目線の先では火花でもちりそうだけど



「凪ー!!」



後ろから燿の声がして、一瞬ルイが不機嫌そうな顔をした



燿は、倖と一緒に登校してきた



「おはようございます、先輩方」



俺には挨拶しなかったサカキは丁寧に二人に挨拶をする



「お兄ちゃん…気分悪い」



俯いたルイは、少し俺に体重をかけた



普通なら、大丈夫か?



で済むのかもしれない



俺には、俺にとっては…ルイが体調が悪いなんて悪夢を思い出す事にしかならない




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